歳をとって誰でもいつかはいなくなっていくものだけど・・・

子供の頃、兄と私は夏休みには母と一緒に祖母が一人暮らしをしていた家に帰省していました。
祖母が他界してからも、母がいつでも帰って来れるようにと家はそのままの状態で、近くに住む叔父が管理してくれていましたが、その母が亡くなってしまいました。
母の死から10年、祖母の死からは20年が経過して、その家もさすがに老朽化して来た為に、叔父が建て替えを決断し、そこに住むことになりました。
祖母が亡くなった時にきちんと家や土地の相続手続きをしていなかったのですが、建て替えの資金の融資を受ける為に土地と家の名義を替える必要に迫られました。

祖母の家はその子である母とその兄弟が相続することになりますが、母も亡くなっている為に、母の分は兄と私が代わりに相続人になるとのことでしたが、
田舎で資産価値もないし、マイナスの部分も含めて叔父一人の名義の方がややこしくないからということで、兄と私は相続権放棄の手続きをしました。

3年前に叔父が亡くなり、後を追うように叔母も翌年亡くなりましたが、叔父夫婦には子供がいません。
叔母が一人になってからの間に相続の手続きはしていなかったものの、叔父の死後、叔父の財産を相続するのはどう考えても叔母しかいません。
そして、叔母が亡くなってしまったら、叔母の財産を相続するのは、当然叔母と血のつながっている人、当然もう親もいないので、叔母の兄弟ということになります。
祖母から叔父に名義を変えるときに相続権放棄をしていなければ、また事情は違ったのかもしれませんが、そこは調べたりしていません。

建替えたものの、祖母と母と過ごした家に一番思い出があるのは、今生きている人の中では兄と私でしょう。
叔母のきょうだいにしても、たとえばお金ならだれがもらっても困りはしないけれど、実際は叔父の母親のものだった家を相続するというのも、きっとピンと来ないと思います。
今生きている人で、この件に関わる人は私たち兄弟を含めて、別に欲を出して、相続権を主張したり、もめている、というのではないのですが、
法律で決まっている相続人より、他の人が継承するほうが心情的にはふさわしい場合があるのだと、皆がなんとなくしっくりこない感じです。
ポイントは母が早くに亡くなったこと、叔父夫婦に子供がいなかったことだと思うのですが、自分自身がそういう事を考えることになるとは想像していなかったです。